うな記

若者の感傷

徹夜したくない

そのままである。徹夜したくない。夜を徹してまでやるべきことなんて本当にあるんだろうか?あるんだろうな。それが僕の仕事でないことを祈りたい。
睡眠不足はメンタルもフィジカルも削っていく。水木しげるが同世代の漫画家の中でも生き残ったのはちゃんと毎日8時間ねていたからだ。そしてそのぶん多くの仕事をしている。
若いラッパーやDJがサクッと死んでしまうのも徹夜ばっかりしているからじゃないだろうか?彼らは目も赤いがちだからきっとそうなんだろう。
もちろん楽しくて起き続けるのはこの限りじゃない。明日がこないと思えるぐらい楽しくありつづけたい。でもそうでないことで起き続けたくない。徹夜ばっかりしてたってやたら感傷的になってテンタシオンを聞いてエモくなるだけだ。


ちゃんと寝ようという気持ちを忘れがちなころごろ。

ディスコミュニケーション再び

卒論に加えて、二つほど大きくやらないといけないことがあり、発狂しつつある。基本的に自分だけの裁量で済むことならJUST DO ITで終わるが、コミュニケーションを含むと一気に大変である。ディスコミュニケーションがあるとさらに終わる。それが今だ。

で、なんでそれが起こっているかと言えば

  • 発言が噛み合っていかない
  • 一方が他方の発言を信用していない
  • 隠された前提を持っており、かつそれを共有しない
  • 発言者が複数になり、議論が発散する
  • 発言者が複数になり、一番大事なことから話が逸らされる
  • 発言者が感情的になり、議論が破壊される
  • 言葉足らずになっている

あたりを考えている。対話を放棄する欲望にかられてきますね。

これを防ぐのはどうしたらいいのだろうか。ひたすら信頼感を高めて、建設的な対話を目指していくぐらいしかわからない。発言をラウンド制にするとかもいいかもしれない。help!

ディスコミュニケーション 新装版 コミック 1-7巻セット (KCデラックス)

パフェに振られる/純喫茶と大きな鏡/外は戦争だよ

パフェを食べようとおもって新宿に行くが,死ぬほどならんでいる.なので純喫茶に行く.純喫茶ならパフェもあるだろうというところだ.

純喫茶にはたいてい死ぬほど大きい鏡がある.なんでだ.

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しばらく考えていたが,

  • 店内を大きく見せるため
  • 少ない光源を反射させて店内を輝かせるため

というところだろうか.

Edouard Manet 004.jpg

マネの「フォリー・ベルジェールのバー」(この前東京に来ていたが見逃してしまった)は1882年とかその頃の作だったはずだが,その頃からカフェと鏡はセットなのだろう.

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 存在の耐えられない軽さにも大きな鏡が出てくる.ラブホテルにたまにある大きな鏡のちょっと洗練されたversionですね.あれってなにがうれしいのかマジでわからない.

そういえば,鏡像段階理論経由で鏡が出てくるエピソードも存在の耐えられない軽さにあった.同性愛的な傾向を抱えた女性がパリにでてラカンセミネールを受講したあと,若い女性たちを成熟させるために,ソ連軍が跋扈するプラハで彼女たちに互いの身体を手鏡でひたすら観察させるという小話.バカバカしいともいえるがかなりいい.外は戦争だよだ.模倣/装飾/真理としての鏡.

 

結局パフェではなくシフォンケーキを食べた.シフォンケーキって喫茶店でしか食べないなと思いながら鏡をみていた.鏡にしばらく取り憑かれそう. 

アジテーションのための文字数

自閉度をぐーんと下げるために大学へ.卒論をやる.もう少しかかるなあ.帰宅してNPOの仕事の続き.こっちはあらかた終わったので良かった.何をやっているかというと,NPOの代表が書いたパンフレットの製版である.なぜこのNPOをやっているのかを説明するものなのだが,かなり読ませる文章で,身内ながら面白い.5万字ぐらいあるが,何を考えていて,どういうモチベーションで何をやっているのかを共有可能な形にするにはこれぐらいは必要なのだろうなと思わされる.

2025年大阪万博のプランナーで知られる,豊田啓介のアジテーションも,100分のレクチャーを聞くまでは,どういうモチベーションで行っているのか全くわからなかった.100分だと文字数どれくらいだろう.30000字ぐらいか.レクチャーだとスライドが使えるので,視覚的なところで補えるから文字だけにするともう少し増えるだろう.

共産党宣言は今数えたところ35000字ほどある.

https://www.aozora.gr.jp/cards/001138/files/47057_57486.html

新しい運動のためには3〜5万字が必要なわけだ.

 

JJJの新曲が出ていた.かっこいい.アルバムを心待ちにしている.

自閉度の操作

昼に起きてすぐに今日は休もうと決意してそのまま夕方までなんとなくぼーっとするが、休んでいる気がしないのでNPOの仕事をしてしまう。あと3時間ほど作業すれば終わるんじゃないかと踏んでいるがいつやるのかわからない。しかしさっさと寝よう。

一日ごとに閉じこもったり、数十人と話したり、卒論を書いたりで自閉度の変動が激しい。ただまあ、家にいるからといって自閉度が最大限高まるかというとそうでもなくて、Twitterを見たり電話をしたりしているから、外で一人でふらふらしている時よりも自閉度は低いと思う。

しかし家にいるかぎり、身体的なコミュニケーションをすることはない。とにかく一人だ。この身体的な孤独感と自閉度の不一致が家にいるときの精神的な休めなさを生んでいるのではないかと踏んでいる。と書いたところでそのまま1時間ほどNPOの仕事をしてしまった。自閉度が上がって心地いいのだろうな。よくないよくない。

 

 

まあしょうがない

マンハイム読書会は予想通り延期。
霞ヶ関方面へ。いろいろとお話しして戻って卒論。
死ぬほど眠い。眠いのは寝られなかったからで、寝られなかっとのはチェンソーマンを読んでいたのと、遅刻できないプレッシャーから。友人がキャメルをずっと吸っている理由がわかってしまった。
チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

生きるのが上手くなってきていて、寝坊できないところでうまくバランスをとって休息しつつ目も覚ますという事ができるようになった。いい事だろうと思う。口から経産省の悪口がたくさん出てくる。

あまりにも眠いと寝る決断が出来なくなり、寝れない。風呂に入る決断もできない。そこに友達から電話がかかってくると、切る決断が出来なくなり、寝れない。要するに眠すぎると眠れなくなるのである。決断主義はここにおいて再考される必要がある。

光を武器にして天使みたいに見せる

マンハイム読書会は2度目の延期。果たして今後開催されるのだろうか。

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ラボで久々に霊圧を浴び、もう今日は何もできねえ……とやぶれかぶれで渋谷に行く。われはうたえどもやぶれかぶれである。友だちが古着屋でコートを探している。12万のバレンシアガを試しているので買え買えと煽るが最終的に2万少しのでおさまる。なによりも似合っているし、サイズ的に着こなせる人も少なそうなのでコートさんサイドとしても買われて満足であろう。あとでcapitalism is heartlessと小さくタグが付けられているのを見つけてややウケする。そうかもしれない。

着ていったアウターが中古で1700円だったボロ着なので釣られてここらでなんか買うかといくつか試す。ふつうにド派手な客引きみたいな感じになるのでやめる。アンダーカバーのがちょっとよかったが、色がな…となってやめる。コートとかっていい感じのを探して適当に買った安いやつを着回してる間に一シーズン終わりますよね。

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ひとの日記を読むのが好きだ。時間が有り余っていた頃に、どこの誰ともしれないブログを見つけてきて最初の記事から最新の記事まで今は亡きautopagerizeで読み込んで、一気に読むというのをよくやっていた。細々とした記事を厚く積み重ねると、思想の変遷やその裏にあるライブイベントを予感させて、どこかで誰かが確かに生きているということを実感できてうれしかったのだ。

おんなじようなことを岸政彦がどこかで書いていて、すべてに詰まったら立命館の院生になって生活史をやろうと思う。

 

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

  • 作者:岸 政彦
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2015/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)