うな記

若者の感傷

まあしょうがない

マンハイム読書会は予想通り延期。
霞ヶ関方面へ。いろいろとお話しして戻って卒論。
死ぬほど眠い。眠いのは寝られなかったからで、寝られなかっとのはチェンソーマンを読んでいたのと、遅刻できないプレッシャーから。友人がキャメルをずっと吸っている理由がわかってしまった。
チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

生きるのが上手くなってきていて、寝坊できないところでうまくバランスをとって休息しつつ目も覚ますという事ができるようになった。いい事だろうと思う。口から経産省の悪口がたくさん出てくる。

あまりにも眠いと寝る決断が出来なくなり、寝れない。風呂に入る決断もできない。そこに友達から電話がかかってくると、切る決断が出来なくなり、寝れない。要するに眠すぎると眠れなくなるのである。決断主義はここにおいて再考される必要がある。

光を武器にして天使みたいに見せる

マンハイム読書会は2度目の延期。果たして今後開催されるのだろうか。

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ラボで久々に霊圧を浴び、もう今日は何もできねえ……とやぶれかぶれで渋谷に行く。われはうたえどもやぶれかぶれである。友だちが古着屋でコートを探している。12万のバレンシアガを試しているので買え買えと煽るが最終的に2万少しのでおさまる。なによりも似合っているし、サイズ的に着こなせる人も少なそうなのでコートさんサイドとしても買われて満足であろう。あとでcapitalism is heartlessと小さくタグが付けられているのを見つけてややウケする。そうかもしれない。

着ていったアウターが中古で1700円だったボロ着なので釣られてここらでなんか買うかといくつか試す。ふつうにド派手な客引きみたいな感じになるのでやめる。アンダーカバーのがちょっとよかったが、色がな…となってやめる。コートとかっていい感じのを探して適当に買った安いやつを着回してる間に一シーズン終わりますよね。

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ひとの日記を読むのが好きだ。時間が有り余っていた頃に、どこの誰ともしれないブログを見つけてきて最初の記事から最新の記事まで今は亡きautopagerizeで読み込んで、一気に読むというのをよくやっていた。細々とした記事を厚く積み重ねると、思想の変遷やその裏にあるライブイベントを予感させて、どこかで誰かが確かに生きているということを実感できてうれしかったのだ。

おんなじようなことを岸政彦がどこかで書いていて、すべてに詰まったら立命館の院生になって生活史をやろうと思う。

 

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

  • 作者:岸 政彦
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2015/05/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

重力の虹を読みおえる

トマス・ピンチョン 全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下] (Thomas Pynchon Complete Collection)

読みおえたというよりいつの間にかおえてしまった…という感じが強い。最後の方は時間の感覚もなくなってバラバラになっておわるというのもある。 2014年に出てすぐ買ったから6年越しの読了だ。2度読めばわかるということだからいつか読むことになるのだろう。 しかしピンチョンほどカウンターカルチャーへの信頼をおけないな……

金曜日休んだので、代わりに大学に行く。 当たり前のようにセンター試験が行われている。門で学生証を出して入構。受験生っぽい人がちらほらいる。 どんな優秀な教員でもセンター業務をやらされていると思うと社会主義っぽくておもしろい。

生まれつき美人に見せる

生まれつき美人に見せる

CHICCAって人気だったんだなあと思って読む。著者はCHICCAの元ブランドクリエイターでメイクアップアーティスト。ヒラリー・クリントンにもメイクしたことがあるらしい。で、結構おもしろい。悪いところをそのままアクセントにして良いところをメイクで伸ばすのが鉄則とか、髪型は顔の額縁でしかないとか、眉は一本抜くだけで整形ぐらいの力があるとか。ルールベースで大事なことがビシバシ書いてあるので2015年の本とは言えど古びていないのだろうなと思わされる。 なかでも、頰の色味はセックスの後ぐらいの感じが一番魅力的な色気が出るという指摘は、言われてみれば当たり前なんだけれども、なかなかびっくりした。世の中の人そんなこと意識してるんですか?ぐるぐるぐる。

ただまあ2015年の本なので、2020年にはこうは書かないだろうなというという書き方もちらほらある。男がどうとかね。

キッカ メスメリック リップスティック 06 ルーセントレッド 口紅

キッカ メスメリック リップスティック 06 ルーセントレッド 口紅

  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

学位がほしい(tu-tu-tu)

このところ5時寝13時起きが続いていて、昼夜逆転真っ只中だ。そもそものきっかけは友人と電話してたらやたら盛り上がってしまい朝方までずっと話していた(ずっと合コンのシミュレーションをしていた、バカなのか?)ところからなのだが、遠因としては研究室の偉い人たちが出張でおらず、霊圧を感じ取れないことにある。人を動かす力としての他人の偉大さを感じますね。 それで何をやっているかというと、

夜にパフェを食べに行く。締めとしてのパフェをやっていて、量が小ざっぱりしているのでかなりいいかんじである。

インターネット・カレーも食べる。カレーとパフェはインターネットと相性がいい。共に情報量勝負だからである。あと、大体のものはインターネットと相性がいい。

ヴァンピアーズ(2) (サンデーGXコミックス)

ヴァンピアーズ(2) (サンデーGXコミックス)

吸血鬼百合という使い古された主題ながら、丁寧な構造構成が直球で上手い。 吸血/キスという対比が綺麗すぎる。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

卒論用に読み返す。改めて見るとこれを完全にできる人はそうそういないだろうな。 それにしてもディシプリンに応じて学術共同体のあり方ってバラバラであるのに理科系でくくれるのもすごいな。 石川健治の論文なんて章立てが

  1. 問題
  2. 国家
  3. 公共
  4. 承認
  5. 身分
  6. 拘束
  7. 重層
  8. 共演 だぞ。それでも論文としてなりたっているのですごいのだが…。

「いいですか、まず研究と私生活が一致します」

©︎刑法学者兼現最高裁判事

  • プロというのはなんでもそうだと思うのだが、一流の研究者は異常な体力と精神力を並存させている。
  • そしてその研究スタイルは、おおよそその異常な体力と精神力の上に成り立っている。
  • したがって多くの人間には難しい。
  • 一流の研究者は一流の教育者であるとは限らない。
  • とりわけ人間の有限性への理解は甘い。

このようなことからさまざまなことが起きる。離脱可能性の担保は大事なことである。

一流でありながら弟子がたくさん育ったといえば、思いつくのが丹下健三井上達夫なのだが、何か共通することはあるのだろうか。一応仮説としては、示された(研究)スタイルをいかにしてずらし、自分のスタイルを作り上げるか、ということを考えた。 規範に対する事実的なものを作り上げる、相対化の環境が整っているかどうか。 丹下の場合は周囲に浅田孝や高山栄華など別の仕方を示せる人間が多かったこと、井上の場合はまああんだけ会話が好きなんだからズレも許容するだろうという感じではなかろうか。あと微妙な関心のズレとか…。再現性がなさそうな話になってしまった。そして完全な想像トークである。どうなんでしょうね?

群像としての丹下研究室―戦後日本建築・都市史のメインストリーム―

群像としての丹下研究室―戦後日本建築・都市史のメインストリーム―

逞しきリベラリストとその批判者たち―井上達夫の法哲学

逞しきリベラリストとその批判者たち―井上達夫の法哲学

  • 作者:
  • 出版社/メーカー:カニシヤ出版
  • 発売日: 2015/08/31
  • メディア: 単行本

うっすらとした風邪

ここのところ寝込んだり元気になったりが続いている。動けていてもうっすらと風邪の予感がする。Wikipediaによると風邪の治癒には7日ー10日間かかるらしい。長い。ここのところずっと調子が悪いのは全部風邪なわけである。 あんまりにもずっと風邪なので医学生にlineする、栄養と睡眠とビタミンCを取り続けると言われる。ビタミンCはなんだかんだ効くらしい。

栄養って一体何をとればいいんでしょうね?すき焼き?

うっすらと風邪だと困るのが人にうつさないか気を使うことで、というのもうっすらと風邪というのは概ね元気だからである。鍋の取り箸ぐらいはちゃんと変えるが、シーシャのマウスピースとかになるともうわからない。

それでいうともっと困るのがセックスである。災害とセックスはいつやってくるかわからないのが共通しており、共に事前の情報と対策が肝要である。ただやってきてしまうともうどうしようもない。流されるのみである。

そういえば、先日見たS/NのなかでHIV positiveであった古橋悌二HIV感染後も100人ほどと関係を持ったと言っていた。そしてそれは合意の上でのセーフセックスなので、感染させることもなかったということだった。へぇーという感じであった。

1995年でこれなので、医療の進歩著しい2020年にはHIV positiveであっても適切な医療を受けていればセックスで人に感染することはないらしいということがその時もらったチラシに書いてあった。すごいことである。

自己防衛もちゃんとできるらしい。ちょっと前に見たことがある文字列だ、PrEP…

リンクも貼っておこう。https://aidsweeks.tokyo/update/

急に具合が悪くなる

急に具合が悪くなる

そういえばこれが読みたかったのを思い出した。

卒論

卒論の時期である。すなわち卒論以外のことが捗る時期である。

トマス・ピンチョン 全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン 全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下] (Thomas Pynchon Complete Collection)

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下] (Thomas Pynchon Complete Collection)

最近寝る前にちょこちょこと読んでいる。さすが20世紀アメリカ文学のなかで最も研究されているとだけあって意味不明な勢いのある小説である。なんか薄いリアリズムを500層ぐらい重ねて無理やりV2ロケットと勃起で貫いて一つにしたような感じだ。

都現美でS/Nの上映と関連するショーを見た。ダムタイプ古橋悌二の伝説的な作品である。ようやく見れたという感。池田亮司的洗練以前の生々しさがすごいもんである。というか、ここから池田亮司が出てくるのもよくわからない。 ミナペルホネン展とダムタイプ展。いろいろ落ち着いたら知人がミナペルホネンのワンピース買うのについて行きたいという話をした。僕も買いたい。

カメラの前で演じること

カメラの前で演じること

ハッピーアワーのサブテクスト目当てで読んだ。人間の肉付けの仕方に感心する。様々なエピソードが役者たちに共有されているが、それが全く映像には出されない(しかし漂ってはくる)。